ふれて まなんで ともに生きる

子どもたち自らの体験を伴う経験や学びを基本にしています。
ヒト・モノ・コト、それぞれに実際に触れるから分かることがたくさんあります。

ふれて まなんで ともに生きる

子どもの選択と経験を見守る

もりぴたでは、「失敗できること」を大切にしています。自己選択のもとでの挑戦と失敗は、子どもたちにとって学べる大切な経験と考えています。子どもが何かに挑戦し、失敗と感じたとき、それを受け入れ、どうしてうまくいかなったのか、要因はなにか、次はどうするか、を考えられることで、失敗は挫折とならず、次の挑戦への経験となります。
大切なことは、失敗しないことではなく、経験から学べること、挫折としないことです。私たちは、子どもたち一人ひとりの気持ちや葛藤に寄り添い、子どもたちの選択や挑戦、失敗をアシストすることで、安心して物事に取り組み、学ぶことができる環境をつくります。

安心して自分らしさを表現できる環境設定

自然に囲まれた広い庭には、心と身体をのびのびと過ごせる環境があります。時間・スペース・物の制限を少なくすることで、子どもたちが安心して感情表現できるようにし、大人はそれを素直に受け止め、その背景を一緒に考えます。スタッフは子ども一人ひとりと信頼関係を結び、個の人として子どもたちと付き合います。
この大人との交流を通じ、子どもたちが「自分自身を大切にして他者を大切にする」関係構築の心地よさを学び、社会的コミュニケーションの土台を築けることを目指します。実感を伴ったコミュニケーションの経験は、形だけとしてのソーシャルスキル等ではない、その子らしさを尊重した社会性を育てます。

多様な存在とともに過ごす

学校や家庭とは違った、子どもたちや大人、自然に生きる生き物たちを含めた多様な存在との小集団で過ごします。集団とはいえ、みんなが同じことをする必要はなく、それぞれの興味やペースに合わせて、または子ども自身で考え、活動できるようプログラム提供を行っています。
もりぴたでは、子どもたちが、異なる存在と場や時間を共有しながら、自分自身を尊重し、他者を尊重できるよう、他者や生き物とのゆるやかな繋がりの中で、互いに関わり合って、共に育っていくことを目指しています。子どもたちのコミュニケーションの間に、大人や生き物がそっと寄り添い入ることで、子どもたちの関係づくりとその学びをアシストします。

地域・関係機関との関わり

もりぴたでは、南区を中心とした地域との連携や関係機関とのつながりを活かしたイベントや取り組みを行っています。

  • 駒岡小学校にご協力いただき、学校林などを活動で使用させていただいております。

  • 毎年夏休みには、積丹しおかぜ羊牧場から羊をお預かりして、毛刈り体験と飼育を行っています。

  • 開所時から外部機関を通し心理士より支援方法についての助言や他講師等をお呼びした研修などを行っております。

  • 月に一度、関係機関や地域の方が自由に来所できるオープンデーを開催し、地域交流を積極的に行っています。